羽生「一歩踏み出して」、献血呼びかけ

 五輪金メダリストでフィギュアスケートの世界最高得点記録を持つ羽生結弦選手(21)が昨年に続いて日本赤十字社「はたちの献血キャンペーン」のキャラクターに就任し、1月1日から放送される新CM「キミに救えるいのち」篇に出演する。

 「はたちの-」は献血者が減る冬期の血液不足を補うために、新成人をはじめとする幅広い層に協力を呼びかける恒例のキャンペーン。今年は「キミに救えるいのち」をテーマに、1月1日から2月29日までの2カ月間、展開される。

 CMは病気と闘う子供たち、献血ルームや献血バスを訪れた人々の姿を映し、アップの羽生選手が「たたかう、いのちに、チカラを」と力強く言葉を発し、ナオト・インティライミ(36)の「未来へ」が流れる。

 真剣なまなざしがポイントとあって、撮影中は“まばたきNG”。羽生選手は「目がつら~い!」と言いながらも、持ち前の集中力と表現力で熱演した。

 スタジオには「LOVE in Actionプロジェクト」のリーダーでパーソナリティーの山本シュウ(51)も応援に。山本から「羽生選手はスケートの天才だけじゃないね。『表情』の天才だわ!」と絶賛された羽生選手が「『氷上』だけにね!」とまさかのダジャレで盛り上げる一幕もあった。

 「前向きな表情とか、何か力を送るような表情ということで、『目』に力を込めて伝えることができたと思っています。一人でも多くの人に届いてほしい!」と語った羽生選手。新成人に対し「自分自身の強い意思を持って、思い描いた大人に近づけるよう一歩一歩進んでください。私自身も挑戦し続けたいと思います。献血についても『救える命がある』ということを知っていただき、一歩を踏み出してもらえたらと思います」とメッセージを送った。

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