「朝生」小林氏批判受け田原氏が釈明
漫画家・小林よしのり氏(62)がジャーナリスト・田原総一朗氏(81)を批判した“朝生論争”が5日、一つの区切りを付けた。
事の発端は今月1日にテレビ朝日系で放送された「朝まで生テレビ!元旦スペシャル」。スタジオの観覧席にいた自民党の東京・大田区議、大森昭彦氏が「建築板金業」の肩書きで紹介されたものの、区議であることを明かさず、田原氏から日本の経済政策について「民主党政権でも安倍政権でも同じ?」と問われた際に「民主党政権の時よりはまだいいかな」と答えていた。
これを受け、番組に出演していた小林氏がブログの中で「番組自体がヤラセだったのではないか」「テレビ朝日が安倍政権の軍門に屈したか?田原総一朗も軍門に屈したか?」などと疑問を呈した。
田原氏は4日夜に自身のツイッターで「自民党の区議とは知らなかった」と釈明。小林氏の批判に対して「知っていれば他党の区議も観覧席に呼ぶべきだった。その点はコミュニケーション不足だった」と非を認め、「僕を信用してほしい。絶対に小林さんを裏切らない」と訴えた。
小林氏は5日に更新したブログで「それならば(田原氏を)あっさり信用する」と返答。これで、いったんは“手打ち”となったが、次回以降の放送で田原氏、そして番組の真価が問われそうだ。