「報ステ」後任、富川悠太アナに決定
テレビ朝日系「報道ステーション」(月~金、後9・54)を3月いっぱいで降板する古舘伊知郎メーンキャスター(61)の後任に、同局の富川悠太アナウンサー(39)が決定したことが8日、同局から発表された。富川アナは2004年4月の番組開始時からリポーターを務め、近年は古舘の夏休み中にメーンキャスターも担当。11年からは日曜の「報道ステーション SUNDAY」のキャスターも務めており、手堅い人選となった。
事件、事故、災害、政治…国内外のありとあらゆる現場を取材してきた“移動距離ナンバーワン”のフィールドリポーターに、タスキが託された。
テレ朝によれば「年間100カ所以上」の「他に類を見ない豊富な取材体験、リポート」をこなしてきた富川アナ。同局はその経験に加え、派生番組の「-SUNDAY」でキャスターを務めて安定感やバランス感覚に磨きがかかったこと、古舘の代役として「報ステ」でもメーンキャスターを何回も務めて視聴者からも好評だったことを、起用の理由に挙げている。
富川アナはこの日、コメントを発表したが「背中を追い続けても全く近づくことすらできなかった古舘キャスターからいきなりタスキをつなぐことになり、まだ現実のものとして受け止められておりません」と、大役に驚きを隠せず。
それでも「少しでも視聴者の皆さまの『役に立てる』よう努力して参る所存です」と、所信を表明した。
テレ朝では4月からの“富川報ステ”について「現場主義のポリシーをそのままに、メーンキャスターとなってもフットワーク軽く現場に赴く、新しい時代のニュースキャスターに挑戦します」と説明。テレビ報道に、新たなスタイルを作る。