あぶデカ 完成イベント歌舞伎町を占拠

 人気シリーズが10年ぶりに復活した映画「さらば あぶない刑事」(30日公開)の完成披露イベントが12日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、主演の舘ひろし(65)や柴田恭兵(64)らレギュラー陣が集結した。劇場前にレッドカーペットを敷き、昨年8月の米俳優トム・クルーズ(53)以来となる“歌舞伎町ジャック”を敢行。“ハリウッドスター級”の扱いで登場したタカ&ユージに、ファン1000人の歓喜の声が降り注いだ。

 靖国通りを曲がる白いリムジンが見えると、初雪が降り、最低気温3℃の歌舞伎町が一気にヒートアップした。午後5時開始のイベントを待ちきれぬとばかり午前7時から100人が行列するなど熱狂的なファンが集結。「ユ~ジ~!!」「タカさ~ん!!」と絶叫し、タキシード姿の舘が降り立つと、歓声はさらに音量を増した。

 劇場前の目抜き通りに約50メートルのレッドカーペットを敷いた“歌舞伎町ジャック”は、映画「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」でクルーズが来日した際など限られた大作だけが行ってきた。警備員100人が目を光らせ、報道陣100人が取材するなど30年にわたる長寿シリーズの完結編にふさわしい熱気に、舘は「待っていてくれたんだな、と。皆さん寒い中、感謝です」と最敬礼した。

 “原点回帰”を目指し、初めて脚本作りから舘や柴田、監督らが議論を重ねてきた自信作。本当は70歳を過ぎてから撮りたかったと明かした柴田も「恩返しのできる作品になった。舘さんもちゃんとセリフが言えるし、僕も走れた」と、シリーズ当初は全く台本を読んでいなかった舘をいじりつつ胸を張った。

 前作、前々作も「これが最後」と言われており、舘は「もう1本撮りたい」とニヤリ。この日が最初にして最後の一般向け試写会だけに、仲村トオル(50)は「今回で『さらば』ということですけど、皆さんが応援してくれれば奇跡が起きるかも」と、口コミ効果に期待していた。

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