ゲスの川谷「申し訳ございません」

 フリーライブを終え、ファンに頭を下げるゲスの極み乙女。の川谷絵音(撮影・村中拓久)
 ファンへのあいさつの途中で感極まる川谷絵音
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 4人組ロックバンド「ゲスの極み乙女。」が17日、東京・代々木公園野外ステージでフリーライブ「ゲスに両成敗でいいじゃない」を開催し、タレントのベッキー(31)との不倫疑惑の渦中にあるボーカル・川谷絵音(27)が不倫報道後、初の公の場で騒動を謝罪した。報道各社に釈明文を送っていた川谷だが、肉声謝罪は初めて。ライブは超厳戒態勢で、客席からは「ベッキー!!」と冷やかしの声も飛んだ。

 寒空の下、グレーのチェック柄スーツに赤のちょうネクタイでオシャレに決めた川谷は開口一番、謝罪した。

 「この度はご迷惑ご心配おかけして、申し訳ございません。僕はミュージシャンなので、これからもいい音楽を作って皆さんにお届けします」。ボソボソとした口調で、スピーカーを通しても聞き取りづらい小声だったが、体を90度折り曲げて深々と頭を下げた。客席からは激励の声援に混ざって「ベッキー!!」という“NGワード”も浴びせられた。

 ニューアルバム「両成敗」収録曲を中心に4曲を披露し、他の3人がステージを降りた後も川谷は残った。「色んなファンの方の声が僕に届いています」と話したところで、感極まったのか10秒間沈黙。「これからも頑張って(曲を)作るのでよろしくお願いします」と声を震わせ、15日に生出演したテレビ朝日系「ミュージックステーション」でも見せた“直角お辞儀”を2度、繰り返した。

 ベッキーの謝罪会見から遅れること11日、川谷も自分の言葉で語ったが、舞台裏は超厳戒態勢。開演30分前の会場入りではステージ裏に設置されたテントに車ごと入り、報道陣に姿を見せなかった。歌唱後も約1万人の観客からアンコールを求める手拍子がわき起こる中、終演1分後には車で会場を後に。脱兎(だっと)のごとき退出シーンは、後ろめたさの表れだったのか。

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