嵐の大野智（３５）が、４月にスタートする日本テレビ系連続ドラマ「世界一難しい恋」（水曜、後１０・００）で、主演作品でラブコメディーに初挑戦することが２５日、分かった。連ドラの主演は２０１４年４月期放送のテレビ朝日系「死神くん」以来、２年ぶり。今作では、恋に不器用で空気が読めないホテルの若社長役を熱演する。

　「怪物くん」「死神くん」などアニメのキャラクターを演じてきた大野がラブコメで新境地を開拓する。

　「“コメディー”がついてて安心しました。純粋なラブストーリーなら、恥ずかしくてできない。言ったことがないセリフが出てくると思う。一味違う自分を見せられたら」

　大野が撮影を心待ちにするドラマは「きょうは会社休みます。」（日本テレビ系）、「プロポーズ大作戦」（フジテレビ系）などを手掛けた脚本家・金子茂樹氏によるオリジナル作品。横浜を舞台に老舗旅館の跡継ぎでホテル業界に進出した若社長・鮫島零治の成長を描く。大野は「客を満足させる才能は天才的だが、女性を喜ばせる才能は１ミリもない」という“ＫＹ社長”を演じる。

　今作を通じて夢もかなった。「昔から社長の名刺を持つのが夢でした。社長という仕事にはあまり興味はないですが、『代表取締役』という名刺にあこがれます」と大喜びだ。

　ドラマは大ヒットドラマ「家政婦のミタ」や「花咲舞が黙ってない」を放送した水曜１０時の絶好枠。同局の櫨山裕子プロデューサーは「超絶ベストキャスティングな俳優さんを迎えることができました。社運がかかっているので頑張ります」とユーモアたっぷりに抱負を語り、大野のラブコメに期待した。