映「デスノート」主要キャストに東出ら

 大ヒット映画の完全オリジナル続編となる映画「デスノート 2016」(今秋公開)の主要キャスト3人が4日、発表された。俳優・東出昌大(28)が主演し、池松壮亮(25)、菅田将暉(22)と三つどもえの頭脳戦を繰り広げる。原作にありながら使われることのなかった死神ノートの設定に注目し、原作の大場つぐみ氏監修で台本を構築。若手実力派たちが特別捜査官、世界的探偵、サイバーテロリストとなり、実写映画第1弾から10周年の節目に激突する。

 新作では、名前を書いた人間を殺すことのできるデスノート保持者・夜神月と天才探偵・Lの激闘から10年後の世界が描かれる。

 原作にあった、世界には同時に6冊のデスノートが存在できる“6冊ルール”を掘り出し、登場冊数は前作の3倍にパワーアップ。秀才捜査官・三島(東出)がLの遺伝子から作られた後継者・竜崎(池松)と共闘し、テロリスト・紫苑(菅田)とデスノートを奪い合う…が、物語は二転三転していく。

 前作ではLを松山ケンイチ(30)が怪演し、大きな話題に。その後継者をどう造形するか、池松は「GANTZ」シリーズの佐藤信介監督(45)らと大会議。白髪を混ぜるなどLと対照的なワイルドキャラを創造し「松山さんの作り出したLを継承しつつ、はるかに凌駕するつもりでがんばります。ダメならネットでたたいてください」と燃えている。

 探偵の池松が黒、犯罪者の菅田が白を基調とするなど、誰が正義なのかミスリードするかのような設定も確信犯。3人の天才が激突する前作を超えた頭脳戦が見どころだ。

 ロシアなど海外ロケもあり、クランクアップは今月下旬を予定。主演の東出は「プレッシャーも感じますが、池松君、菅田君と共演できたからこその物語になっていると思います」と自信を見せた。関係者によると、60以上の国と地域で公開された前作以上の世界配給が見込まれている。

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