“3人KAT-TUN”でドームツアー
3月22日にデビュー10周年を迎えるKAT-TUNが、亀梨和也(29)、中丸雄一(32)、上田竜也(32)の3人で4月から自身初の3大ドーム公演を開催することが9日、分かった。名古屋・大阪・東京を巡るドームツアーに合わせて初のベストアルバム発売(時期未定)も決定。卒業時期を今春としていたメンバーの田口淳之介(30)が3月いっぱいでグループを卒業し、ジャニーズ事務所を退所することも明らかになった。
昨年11月の田口卒業発表から約2カ月半、新生KAT-TUNお披露目の場は3大ドームに決まった。4月3日、初のナゴヤドームを皮切りに同20日の京セラドーム大阪、同30日、5月1日の東京ドームと巡って約20万人を動員する。
亀梨は「10周年を皆さんと共有できる事を本当に幸せに思います。新たなスタートをすてきな景色にできるよう、作戦会議してます!!アルバムとLIVE、楽しんで満喫しちゃって下さい」と、3人KAT-TUNの初ライブに気合が入る。
10年の集大成として発売する初ベストは、リリース当時のオリジナル音源を基に収録。6人だったデビューから脱退が続いた現在までの歴史をひもとく一枚となる。シングルの他にカップリング曲、アルバム曲(全134曲)から、ファンのリクエスト投票で多かった15曲も収録予定だ。
波乱に満ちた10年だった。デビュー直前に東京ドーム単独公演を行い華々しくスタートを切ったが、2010年に赤西仁(31)、13年に田中聖(30)が脱退。田口も去ることになり、メンバーは半数になってしまった。
続けられるのは、ハイフン(ファンの愛称)の10年にわたる支えが大きい。3人は感謝を込めて“10Ks”(テンクス=サンクス)と表現した10周年ロゴを作成。10を突き破るデザインに「ファンの心を打ち抜き10年のその先へ突き進む」という思いを込めた。
上田は「少しずつでも恩返しをしていけたら」と前を向き、中丸も「10年分の楽曲の中から記念ライブらしい特別な構成に。11年目に突入したKAT-TUNの新しい世界をお楽しみいただければ」と気合。ファンへの感謝を胸に、3大ドームを駆け抜ける。