BIGBANG、91万人ツアー完走
韓国の5人組ダンス&ボーカルグループ、BIGBANGが24日、昨年11月から始まった4都市18公演の日本ツアー最終公演を東京ドームで行った。計91万人動員は外国人アーティストでは史上最多記録。この日は2月3日に、3年10カ月ぶりに発売したオリジナルアルバム「MADE SERIES」に収録された「LOSER」やヒット曲「FANTASTIC BABY」など21曲を披露し、5万5000人を熱狂させた。
外国アーティストでは前人未到の91万人動員ツアーを成功させ、06年結成のBIGBANGが10周年記念イヤーを最高の形でスタートさせた。
オープニングからアッパーチューンの新曲「BANG BANG BANG」でギアをフルスロットルに入れ、その後は「HARU HARU」「TONIGHT」など人気曲をたたみかけた。終盤ではT.O.P(28)が「個人的にみなさんと一緒にいられるのが、どのくらい残っているのか分からない」と寂しげにコメント。リーダーのG-DRAGON(27)も「時間の許す限り、一緒に過ごしたいです」と名残惜しそうに話した。
進化した姿を印象づけた。ドームツアーは外国アーティスト初の3年連続だが、過去2回の間にはオリジナルアルバムの発売がなく、マンネリの危機に陥っていた。しかし、今回は2月に発売した新アルバムの収録曲を7曲披露。黒のスーツの衣装など、大人の魅力を開花させた。
ライブ以外の数字面でも人気を証明している。新アルバムはオリコンチャートで自己最高となる初週売上12・8万枚を記録し、現在まで出荷20万枚を突破。5日に4年ぶりに出演したテレビ朝日「ミュージックステーション」は視聴率が9・4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と前週から2ポイント押し上げた。
4月からは4都市27公演でのファンクラブイベントツアーがスタート。すでに75万通の応募が殺到しており、ファンが抱えるチケット争奪戦の悩みは解消されそうもない。