俳優の鶴見辰吾（５１）が１３日、横浜市で開催された横浜マラソンに参加し、３時間９分２７秒で完走した。昨年、初のフルマラソンとして同大会を走り、３時間１２分５８秒を記録したものの、後に１８６・２メートルの距離不足が判明。非公認記録となったリベンジを果たした鶴見は、ゴールの瞬間「キツ～い！」と絶叫し、「去年足りなかった分の距離がきつかった」とおどけた。

　距離が増えたにもかかわらず、前年を３分以上も上回った。それでも、目標のサブスリー（３時間以内）に届かず、「サブスリーなんて言わなきゃよかった。試練だった。終盤で高速道路の上を走るところが逆風で、歩こうかと思った。４０キロ過ぎて足をつった。ラストがとてつもなく分厚い壁だった」と悔しさを隠さなかった。

　昨年の大会後、他の大会からもオファーがあったが「この大会でリベンジを果たす」と浮気はなし。１年間、月に２００キロ以上の走り込みで挑むほど本気だった。全力を出し切った５１歳は「横浜は最高。今回は景色を見る余裕がなかったので、次は楽しむ走り方ができたら」と来年の参加にも前向きだった。