「帰れま10」1年4カ月ぶりに復活

 お笑いコンビ、タカアンドトシがMCを務めたテレビ朝日系「もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!」(15年1月終了)内で人気だった企画「帰れま10」が1年4カ月ぶりに特番「帰ってきた帰れま10」(4月6日、後11・15、一部地域を除く)として復活することが24日、分かった。

 2012年1月9日放送で最高視聴率20・1%を記録した伝説の企画は、居酒屋など全メニューから人気の上位10位を予想。注文したものはすべて完食するルールの中、10品を当てるまで帰れないという芸人泣かせの過酷ロケだ。今回は芸能人御用達の人気うどん店「つるとんたん」を舞台に、タカトシはもちろん、とにかく明るい安村(34)、15年M-1王者のトレンディエンジェル、三四郎・小宮浩信(32)、おかずクラブ・ゆいP、永野(41)、横澤夏子(25)と旬な芸人が初参戦した。

 地獄ロケ復活にタカトシは「帰ってくるの早すぎだろ!」と戦々恐々。一方、テレビで見ていただけで未経験の芸人らは過去に最多品数42品、最長収録11時間15分(09年11月23日放送、ビッグエコー)のワースト記録があったことを聞かされても余裕を見せている。

 パンツ一枚とおなじみの“裸”で挑んだ安村は「目標は1時間。終電までに終わらせます」と“安心してください”と言わんばかりに自信をのぞかせている。「斎藤さん」ことトレンディエンジェルの斎藤司(37)は「頭がつるとんたん」と自虐ネタをカッコよく披露しながら、「女性とデートするときの隠れ家。よくお忍びで来させてもらっています」としたり顔だった。

 修羅場をくぐり抜けてきたタカ(39)は「テレビで『帰れま10』を見ていた世代。きっとこの企画をなめてる。『本当にしんどい番組なんだぞ』ということを思い知らせるためにも、ちょっと多めに食べさせていこうかと。簡単には終わらせませんよ」とけん制した。

 1年4カ月ぶりに「帰れま10」の舞台に立ったトシ(39)は「現場に来たら先週まで撮っていたんじゃないかというくらいのしっくり感」と感想を述べながら、「若手は『終電までに終わる』って?われわれは冷静に始発までに終わらせたい」と長期戦を覚悟していた。

 番組内の企画から特番に昇格した「帰れま10」に番組関係者も期待を寄せている。特番の反響次第では、今後も特番での放送やゴールデン進出など継続を視野に入れている。

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