ラグビー元日本代表・大八木氏は不起訴
神戸地検尼崎支部は31日、兵庫県芦屋市の学校法人「芦屋学園」が運営する中高一貫校の元教頭(65)に対する脅迫容疑で書類送検されたラグビー元日本代表で学園の大八木淳史理事長(54)を不起訴処分とした。
地検尼崎支部は大八木氏への名誉毀損(きそん)容疑などで書類送検された元教頭も不起訴処分とした。いずれも理由を明らかにしていない。
大八木氏は、中高一貫校の生徒を通わせている外部委託の学習塾に学園が毎年約3千万円を支出していることに、元教頭が2014年5月に「不透明だ」と指摘した際、「理事長には絶対の権力がある」などと脅したとして書類送検された。
大八木氏は不起訴を受け「このたびは世間を騒がせ申し訳ありませんでした」とのコメントを出した。