小室「KEIKO節戻らない」でも希望
音楽プロデューサーの小室哲哉(57)が12日、都内で行われた米ドラマ「Empire/エンパイア 成功の代償」のDVD発売記念イベントに出席。2011年にクモ膜下出血で倒れた妻でglobeのボーカル、KEIKO(43)の現在について「歌うことは思い出せない」と語った。
現在もリハビリ中のKEIKOに、小室は「希望は捨てていない」と歌手活動復帰へ望みを持っている状況を明かした。ただ、「KEIKO節が戻らない。なかなかそこまでいかない。もうすぐ5年。改めてクモ膜下出血は大変な病気と思う。何かしてあげたいけどスピードが速まらない」と苦悩を吐露した。
globeの20周年を迎えた昨年、若手の女性ボーカルと男性ラッパーを募る「baby globe オーディション」を開催。新たなユニット結成のアイデアもあったが「KEIKOが嫌がった。globeを歌うのは私だと本能的に思っているようだ」と愛妻の思いを代弁した。
小室自身はこの日、車いすに乗って姿を見せ、松葉づえで登壇した。3月28日に都内の自宅近くを歩行中につまずき「右足関節骨折、全治3カ月」と診断された。31日に手術を受け、現在も入院中。来週に退院する予定だが「まだ痛みがある。足にボルトとプレートが入っている。(治療の段階は)3分の1くらい」と話した。
KEIKOが入院初日に見舞いに訪れ「(患部を)見せて、見せて。すごい」と驚いた様子も明かし、同席したTRFのDJ KOO(54)を「まだ見舞い来ていないよね」とジョーク交じりにチクリと刺していた。