前田健 心肺停止で搬送から蘇生

 人気アイドル・松浦亜弥(29)のモノマネで知られるお笑いタレントの前田健(44)が、24日に東京都新宿区の路上で倒れているところを発見され、心肺停止の状態で病院に搬送されたことが25日、分かった。前田は現場付近で食事し、直後に倒れたとみられる。所属事務所によると、25日には蘇生し、心臓が動き出したという。

 前田は24日の午後7時過ぎ、東京都新宿区新宿3丁目の繁華街の路上で意識を失って倒れているところを発見された。同時刻ごろ、自身のツイッターで、付近のイタリア料理店にいることをつづっており、同店によると、前田は常連客だったという。

 この日は1人で来店し、「海の幸のパスタ」とコーラ、パンを注文。飲酒はしなかった。注文した品はすべて平らげ、午後6時58分に会計を済ませた。前田がツイートしたのは午後6時45分ごろで、倒れているのが発見された場所は同店から100メートルほどの距離。警視庁によると、トラブルに巻き込まれた形跡はないといい、店を出た直後に体調に異変をきたしたとみられる。

 目撃者によると、前田が倒れていることに気づいた、通りがかりの医大生2人が心臓マッサージを施した。近くのパチンコ店からAEDを借りて処置したが、反応はみられなかったという。

 その後、付近の店の店員が119番通報。東京消防庁には午後7時17分に入電があった。救急車が到着するまではかすかに脈があり、あおむけに倒れていた顔のそばに嘔吐(おうと)物があったという。

 前田が食事をした店のスタッフは、デイリースポーツの取材に対し、前田は当日、普段に比べて笑顔は少なく、暗い感じがしたと回答。だが体調不良ではなく、隣の客が騒がしかったことが原因だと思ったという。また、警察から問い合わせを受けたことも明かした。

 所属事務所は25日午後、報道各社にファクスで前田が救急搬送されたことを発表。その後、デイリースポーツの取材に対し、集中治療室で治療を受けて蘇生し、心臓も動き出したことを明らかにした。また、最近前田が不整脈であることを気にしていたことも明かした。

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