さだまさし 地震被害の支援金寄付
歌手・さだまさし(64)が9日、大分県の由布、竹田両市を訪れ、地震被害の支援金などとして計400万円を寄付した。長崎県出身のさだは、大分県の知人から被害の実情を聞いたといい、「大分も観光などの被害が大きい。これからも声をからして応援する」と意気込んでいた。
さだは由布市役所で首藤奉文市長に300万円を手渡し「いつかみんなで一緒に笑えるよう(被災地の)心に寄り添い続けます」とエールを送った。地震後、旅館やホテルの宿泊キャンセルが相次いでおり、同行した大分県出身の歌手南こうせつ(67)は「どんどん来ちょくれ」とアピールしていた。由布市は支援金を観光業の再建に使う予定で、首藤市長は「市民の励みになる」と話した。竹田市には熊本県南阿蘇村で活動するボランティアの拠点が置かれており、運営資金として100万円を寄付した。
今回の支援金は、大災害からの復旧や国内外のへき地医療の現場などで活動する個人・団体を応援するため、さだが昨年設立した「風に立つライオン基金」に寄せられた。