ジャニー氏 蜷川さんの死に「ずるい」
演出家で文化勲章受章者の蜷川幸雄(にながわ・ゆきお)さんが12日午後1時25分、肺炎による多臓器不全のため死去した。蜷川さんの死を受けて、芸能界に衝撃が走った。ベテランから若手まで、多くの俳優が蜷川さんの厳しい指導で、舞台人としての地位を築き上げていっただけに、その悲しみは計り知れない。数十年にわたる盟友のジャニー喜多川・ジャニーズ事務所社長(84)も異例の追悼コメントを発表した。
ジャニー氏は「昭和と平成をつなげた人が、東京オリンピックを待たずにさよならなんてずるいよ」と、その死を惜しんだ。
蜷川さんとジャニーズ事務所との交流は深い。自身も作・演出を手がけるジャニー氏は“息子たち”の舞台人、俳優としての幅を大きく広げてもらった。
蜷川さんもジャニー氏の集団演出の才能を絶賛。2020年東京五輪の演出家として期待していた。蜷川さんの言葉に刺激を受けたジャニー氏は「世界一年寄りのプロデューサー」として4つ目のギネス認定を見据え、2020年以降も「意地でもやってやる」と燃えた。お互いに東京五輪の演出を期待されていただけに、寂しさを募らせた。
蜷川さんの演出を受けた14人の所属タレントも悲しみの声を寄せた。1989年に舞台「盲導犬」で演出を受けたSMAP・木村拓哉(43)は「ものすごく悔しいです。自分が今あるのも、当時右も左も分からなかった自分に『人から拍手してもらえる厳しさとすばらしさ』を教えていただけたからだと思います。少し前に『俺がポシャる前にもう一度一緒にやろうぜ!』って言ってもらったことが、今頭から離れません」と別れを惜しんだ。
2011年の舞台「あゝ、荒野」に出演した嵐の松本潤(32)は「胸に大きな穴があいてしまった。一緒の時間を過ごせたことが幸せです」、15年の舞台「青い種子は太陽のなかにある」に出演したKAT-TUNの亀梨和也(30)は「車いす姿の蜷川さんは、力強く、たくさんの感性、感覚を学ぶことをでき本当に幸せでした」と振り返った。
V6の森田剛(37)は今年8月の舞台「ビニールの城」で再会するはずだったがかなわず。「『馬鹿野郎、変態』と言われながら、たくさんの愛情をいただきました」と感謝の言葉を送った。
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