東京都の舛添要一知事（６７）が１３日、都庁で定例会見を行い、自身が代表を務めていた政治団体の政治資金収支報告書に、家族との宿泊費や私的な飲食費計４５万５５０５円を計上していたとして「深く反省し、二度とこのようなことがないようにしたい」と謝罪した。近く報告書を訂正し、返金する。「全力を挙げて信頼を回復し、都民のために今まで以上に働く」とし、知事の職務を続ける考えを強調した。

　１４年の都知事選で舛添氏に敗れたスマイル党総裁のマック赤坂氏（６７）も会見会場前に姿を見せた。スーパーマンのコスチュームにウサギの耳をつけた格好で、会見を終えて退出した舛添氏を待ち伏せ。謝罪などを求める要望書を手渡すと、報道陣に「収支報告書に虚偽記載をした時点で犯罪を犯している。ルールもモラルもない」と演説した。

　対応した都職員には「私は未来の都知事になる男ですよ」と通告。職員が「そのときは私はクビですね」と苦笑すると、「そうならないように頑張りなさい」と助言？した。