深夜食堂 今秋、映画とドラマで新作
深夜ドラマが好評を博し、映画版も異例のヒットとなった俳優・小林薫(64)主演の「深夜食堂」が今秋、映画とドラマで帰ってくることが19日、わかった。映画「続・深夜食堂」は11月5日公開で、既に20の国と地域での配給が決定。ドラマの新シリーズは映像配信サービス「Netflix」で10月21日から、全世界190カ国で同時配信される。食堂「めしや」で展開する日本的な人情ドラマが、地球を席巻することになりそうだ。
世界が「深夜食堂」を呼んでいる。
日本ではドラマが3シリーズも放送され、映画も80館の小規模スタートにもかかわらず興収2億5000万円、動員20万1000人とヒット。韓国では00年以降公開の邦画で歴代1位。台湾では15年上半期公開の邦画で1位。中国の上海国際映画祭では収容1000人超の大劇場で4回上映され全て満席など、アジアが熱狂した。
「めしや」のマスターを演じる小林は「こんなカウンターだけの狭い店で、しかも食堂っていうのは、なかなか日本以外では、ないんじゃないか。けれど、非常に共感していただいているようで、すごいなって思います。非常に変わったというか、面白いドラマを僕らは日本から発信しているんだなぁ」と、反響に驚きを隠さない。
開催中のカンヌ国際映画祭での「続・深夜食堂」のセールスも好調で、完成前ながらアジアを中心に20の国と地域で配給が決定。欧州各国からのオファーも殺到している。
これまで地上波放送だったドラマも、新シリーズはNetflixで全世界配信が決定。ドラマの1作目から手がけ、アジア各国で反響を目の当たりにしてきた遠藤日登思プロデューサー(51)は「中国、韓国、台湾では日本より認知度が全然高い。これだけアジア圏の人が好きだと言ってくれるなら、もうちょっと見てもらえる努力をしてもいいんじゃないか。アジア以外も火が付いたら面白い」と説明した。
作品をめぐる状況は大きく変化したが、松岡錠司監督(54)ら熟練の映画スタッフが作り上げてきた「市井の人々のドラマが根底にある」(小林)という「深夜食堂」世界は変わらない。小林は「さらに面白い映画に仕上がっている。大がかりじゃないけど、ぜいたくな感じもすると思う」と請け合った。
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