小林幸子 新潟から熊本へ「復興米」

 新潟出身の歌手・小林幸子(62)が3日、2004年の中越地震で全村避難を余儀なくされた新潟県長岡市の山古志地区(旧山古志村)にある「小林幸子田」で、地元の小学生ら約50人と毎年恒例の田植えを行い、熊本地震の被災者に新米を直接届ける意向を示した。

 「中越地震を風化させない」と06年から自身の田んぼを設け米作りを行う小林。毎年「復興米」として300キロを収穫。11年には、復興米と地元産のお米を合わせた2・2トンを東日本大震災の被災者に直接届けた。今年は、田植え前に地元と相談。「自分たちと同じ大変な思いをしている人を助けたい」との声を受け、熊本へ届けることを決めた。「その時の現地の状況を見ながら、皆さんが喜んでいただけるものを届けたい」と、お米に加え歌唱や豪華衣装の披露なども検討している。

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