松嶋菜々子 白川由美さんの通夜で涙
14日に心不全のため79歳で死去した女優、白川由美さんの通夜が17日、東京・広尾の祥雲寺でしめやかに営まれ、芸能関係者500人以上が参列した。
同じ事務所に所属し、ドラマ「GTO」「家政婦のミタ」など共演も多かった松嶋は、涙で瞳をぬらして姿を見せた。「親友」と慕った白川さんとの突然の別れに憔悴(しょうすい)しきった様子で、1時間以上斎場にとどまった。帰り際に報道陣から問いかけされると、無言で立ち止まり、振り返って一礼して会場を後にした。
白川さんは14日午後、急に倒れ、そのまま意識が戻らず死去した。高校の後輩という女優の音無美紀子(66)は、5月の高校の同窓会で最後に会い「元気よ」と話していたことや、死去する2時間前に白川さんが同級生と「軽井沢に行こう」と電話で盛り上がっていたことを明かし「(急死は)ウソだと思っていた」と嘆いた。
斎場は、白川さんが眠る本堂までの道を大好きだった白いユリや紫のバラなどが導き、祭壇も多くの花で飾られた。遺影は20代前半の初々しい表情の白黒写真。長女で元女優のトライグループ社長・二谷友里恵さん(51)のこだわりだった。参列者によれば、二谷さんは終始、涙を流していたという。通夜のあと、親族から「近親者だけで執り行おうと思っておりましたが、500人の方に参列いただき、菩提(ぼだい)寺で執り行うことができて、本人も大変喜んでいると思います」とコメントが発表された。
告別式は18日に同寺で営まれる。