歌手・西城秀樹（６１）らを育て、今月１２日に死去した大手芸能事務所「芸映」の会長・青木伸樹（あおき・のぶむら）氏（享年８９）の葬儀・告別式が１７日、東京・世田谷の勝國寺でしめやかに営まれ、約４００人が別れを惜しんだ。また７５年のデビューから約１０年間、同事務所に所属した歌手の岩崎宏美（５７）が弔辞を読み上げた。

　「お父さんみたいな人だった」と故人をしのんだ岩崎は、独立後も「ずっと心の中に“申し訳ない”という気持ちがたまっていた。いつか必ずご恩返ししたいと思ってました」と明かし、願いかなわず涙を見せた。

　青木氏とは７年前の５０歳の時に再会。「『宏美、いい女になったな』と笑顔で迎えてくれた」という。岩崎は「“いい女”の言葉を胸に、頑張ります」と遺影に誓っていた。