歌手で女優の小泉今日子（５０）が２５日、東京・テアトル新宿で主演した映画「ふきげんな過去」の初日舞台あいさつに出席した。親子役でダブル主演した二階堂ふみ（２１）との“取っ組み合い”シーンが見どころだが、リハーサルで小泉がプロレス技の「足４の字固め」を二階堂に繰り出したという裏話が明らかになった。

　キョンキョンがまさかのプロレス技で、二階堂をもん絶させていた！？

　今作の見せ場の一つが、ののしり合いながら取っ組み合いになる“親子げんか”。アクション専門家の指導も入った本格的なものだった。互いに緊張したというシーンを振り返った二階堂から「リハーサルのときに小泉さんがプロレスの技をかけるのが、すごく…」と暴露が。

　小泉は「４の字固めが得意なんですね。技的に古いんですけど。本番ではやらなかったんですけど」とニヤリ。足４の字固めといえば、往年の名レスラー、ザ・デストロイヤーらが決め技としていたクラシックな技。残念ながら？本番では幻に終わったが、おかげで二階堂も「楽しかったです」と振り返る活気のあるシーンになった。

　二階堂との親子役について、小泉は「特に意識して似せることは考えませんでしたが、（前田司郎）監督が書かれている脚本の中にまぎれもなく親子感が書かれていたと思うので」とコメント。演出に沿って自然に演じる中、繰り出した得意技だったようだ。

　プロレスなら試合開始のゴングといえる待望の公開初日。小泉は、奮闘した作品を「本当にとても好きな映画です。私にとっても。なかなか既視感のないというか、見たことのない映画なんですね。この監督の映画を次も見たいです」とＰＲした。