堀ちえみ、スチュワーデス物語で感謝
渥美清さん主演の「列車シリーズ」やフランキー堺さん主演の「旅行シリーズ」などの喜劇映画を数多く手がけ、「スチュワーデス物語」「HOTEL」などテレビドラマの監督としても活躍した映画監督の瀬川昌治(せがわ・まさはる)さんが20日、老衰のため都内の自宅で亡くなった。90歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は孫の拓治(たくじ)さん。後日お別れの会を開く予定。
「姉さん、事件です」の名ぜりふが話題になった瀬川さん演出のドラマ「HOTEL」に主演した高嶋政伸、「スチュワーデス物語」に主演した堀ちえみが25日、お悔やみのコメントを発表した。
高嶋政伸「ドラマ『HOTEL』全シリーズの演出を通して、お芝居とは何か、人様を笑わせる演技がどんなに難しい事か、厳しく教えて頂きました。また、渥美清さんや、フランキー堺さんのお話、聞かせて頂きたいです。また、瀬川監督に怒鳴られながら、お芝居をつけて頂きたいです。今は、これだけしか言えません。すんません。
瀬川学校 劣等生 高嶋政伸拝」
堀ちえみ「3年前に瀬川監督の米寿を祝う会で久しぶりにお会いし、その時はとても元気にされていたので、またいつかお仕事をご一緒できる日がくればと楽しみにしていたのですが、とても残念です。33年前の「スチュワーデス物語」で瀬川監督とはご一緒させていただいたのですが、まだ駆け出しの私にも大変優しくご指導を頂いた事に、感謝しております。監督の笑顔が忘れられません。心よりご冥福をお祈りいたします」