長瀬智也 クドカン作鬼ヒットに戸惑う「リアクションに困る」

 TOKIOの長瀬智也(37)が4日、都内で、主演映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」の大ヒット御礼舞台あいさつに、宮藤官九郎監督(45)、共演の神木隆之介(23)と出席した。

 赤鬼役の長瀬がボーカルを務めた劇中のロックバンド「地獄図(ヘルズ)」が登場する今作は6月25日の公開初日から9日間で観客動員50万7512人、興行収入6億7075万1300円を突破する大ヒットに。

 宮藤監督の映画作品に「真夜中の弥次さん喜多さん」以来、11年ぶりに出演した長瀬は「監督とは、(ドラマを含め)いくつもの作品をやってきましたけど、数字でほめられるのが初めてなので、リアクションに困る」とユーモアを交えて話し、「数がどうだとか興行的にいくらだとか“鬼ヒット”した作品が、一緒にやってきたコメディーだったのがうれしく思います」と映画にちなみ「鬼ヒット」という言葉で喜びを口にした。

 宮藤監督は長瀬のこの発言に「今まで報われたことが…」と話し、照れ笑い。「(公開後すぐにヒット御礼あいさつできて)ヒットしたんだなと実感してます。50万7千人(動員)は徳を積んだので“成仏できる”」と笑わせた。

 長瀬は「池袋ウエストゲートパーク」(00年)、「タイガー&ドラゴン」(05年)、「うぬぼれ刑事」(10年)とクドカン脚本のTBS系ドラマに主演。いずれも熱烈な支持を集めたが、視聴率“大ヒット”とはいかなかった。

 この日は、主題歌「TOO YOUNG TO DIE!」を生披露するサプライズ唱でも観客500人を沸かせた。

 当初は、観客と一緒に主題歌のサビを合唱予定だったが、恥ずかしさからかリハーサルでは観客の歌声があまり響かず、長瀬が本番で「みんなはカラオケで最初に歌う気分。まずは俺から歌う!」とまず1人で熱唱。サビでは神木、宮藤監督、総立ちの観客と大合唱した。

 長瀬は「全開で歌った。面白かった。映画館がライブハウスと化しました」と映画館にロックを響かせ感無量の様子だった。

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