宇多田ヒカル 活動再開以降初のCD 8年ぶりオリジナルアルバム
歌手活動を再開したシンガー・ソングライターの宇多田ヒカル(33)が8年ぶりとなるオリジナルアルバム(タイトル未定)を9月28日に発売することが7日、分かった。2008年の「HEART STATION」以来で、14年5月にイタリア人バーテンダーと再婚、15年7月に第1子出産を発表してから初めてのCDとなる。現在放送中のNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主題歌「花束を君に」などが収録される。
宇多田が活動再開以降、初めてのCDを発売する。
9月28日発売のアルバムで現在、明らかにされているのは「花束を君に」、日本テレビ系「NEWS ZERO」のテーマ曲「真夏の通り雨」、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」のテーマ曲「桜流し」の3曲が収録されることのみ。タイトルや制作期間など詳細は不明だ。
しかし15年7月に第1子出産を報告したブログでは、宇多田自身が「妊娠中、新しいアルバムを制作してました。完成までまだちょっと時間がかかりそうだけど、続きに取りかかるのが楽しみで、早くみんなに届けたい」とつづっていることから、レコーディングは在住する英国を中心に行われたもようだ。
宇多田は10年8月に「アーティスト活動を止めて、人間活動に専念しようと思う」と同年いっぱいで活動休止。12年に「桜流し」を発表。今年に入り「花束を-」や「真夏の-」で本格的な活動再開を宣言したが、いずれも配信のみだった。
宇多田は公式HP上のコーナー「ヒカルパイセンに聞け」で公開した沖田英宣ディレクターとの質疑で、再始動の気持ちを「よっ!久しぶり!」と表現。「声の印象が変わった」との指摘には「母性うんぬんより、活動休止中に自分の発声方法を見直せたし、妊娠をきっかけに前より健康的な生活習慣も身についたし、赤ん坊に毎日、日本の童謡を歌ってるうちに日本語を丁寧に伸びやかに発声する癖がついたのかもしれねーな」と返答。
新アルバムには新婚生活や妊娠、出産、育児とママとしての充実した日々が詰め込まれているようだ。