１４日告示の東京都知事選への出馬を検討している俳優の石田純一（６２）が８日午後に都内で会見し、自身が野党統一候補となることを条件に、出馬する意向を表明した。市民連合から出馬を求められたという石田は「現状、野党がバラバラでは（与党に）勝てない。思いを力に変換できない」と訴えた。

　会見で、辞職した舛添要一前都知事の政治資金問題について問われると石田は「実際のリーダーとしての資質とか態度とかに問題があったのではないかなと思います」と語った。

　「何か裏で取引きがあったのか知りませんけれども、なにひとつ最終的に釈明がなく、腑に落ちないけれども、送り出したら終わりという日本の風潮も分かる」と述べたうえで、今後さらなる追及を行うべきとの意見があることを挙げながらも「それより前に進む、次のことを考えた方が得策だと、建設的に自分は考えています」と語った。