七之助・勘九郎・鶴瓶で伝統芸能合体 勘三郎さんからの「プレゼント」

 落語家・笑福亭鶴瓶(64)が8日、都内で行われた、自身の新作落語を題材にした「八月納涼歌舞伎 廓噺山名屋浦里(さとのうわさやまなやうらざと)」(8月9日初日、東京・歌舞伎座)の制作発表に歌舞伎俳優・中村勘九郎(34)、中村七之助(33)と出席した。

 中村兄弟の父・故中村勘三郎さん(享年57)と親交が深かった鶴瓶は「すべて哲ちゃん(勘三郎さん)が操作してるという思いがあります」と感慨深げだった。

 いくつもの運命が巡り合って、伝統芸能が“合体”した。鶴瓶の新作落語「山名屋浦里」はもともと、タモリ(70)がNHK「ブラタモリ」のロケをきっかけに調べた、吉原遊郭の資料を基に作成。昨年1月のネタおろし(初披露)を見守った勘九郎が、「歌舞伎にできるよ」と鶴瓶に進言して実現した。

 かつては8月に歌舞伎座での公演は組まれていなかったが、勘三郎さんの提案により、今は上演されることになった。生前の勘三郎さんは、歌舞伎に関する仕事を鶴瓶と取り組んだことはなく、勘九郎は「ずっと一緒にいてやらなかったのに、どうして息子なんだろう。父がくれたプレゼント」と天国に感謝の気持ちを向けていた。

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