民進党・岡田代表、石田純一を評価も… 共産党・志位委員長は「歓迎したい」
民進党の岡田克也代表は8日、滋賀県草津市で、野党統一候補ならば都知事選に出馬すると会見した俳優・石田純一(62)について「素晴らしい方だと思う」と評価した。党として擁立を目指すかどうかは明言を避けた。共産党の志位和夫委員長も石田の主張に同調した。
岡田氏は、石田が昨年、安全保障関連法に反対してデモに参加したことなどを挙げ「いろいろなことがあるにもかかわらず、国会前で堂々とマイクを握っていた」と指摘。候補者選定に関しては「あまり早く名前が出ると、つぶれることがある。候補がどなたであれ、決まったら説明したい」と述べた。
志位氏は横浜市で、野党の統一候補が必要だとする石田の発言について「全く同じ気持ちで、歓迎したい」と語った。石田を含めて誰を擁立するかには「野党4党で早急に話し合いたい」とした。
一方、民進党東京都連は8日、党本部で都知事選をめぐる選対委員会を開催。松原仁都連会長(59)は、石田に関して「実務経験がある方が必要。都政は極めて大きな舞台なので、一定の経験がないと大きな船を操れない」と擁立に否定的だった。松原会長は、前神奈川県知事の松沢成文参院議員(58)と元経産省官僚の古賀茂明氏(60)を軸に人選を進める考えを示した。