妻夫木、2丁目でゲイ役作り

 俳優の妻夫木聡が11日、渡辺謙、綾野剛、女優の宮崎あおい、広瀬すずらとともに、都内で映画「怒り」(9月17日公開予定)の完成報告会見に出席。ゲイ男性役で、綾野との同性カップルを演じた妻夫木は、役作りのためにゲイバーが割拠する東京・新宿2丁目かいわいで実地見学を重ねたことを明かした。妻夫木は撮影での苦労を振り返り、「お金を遣いました。2丁目にも通った」と話した。

 映画の題名にちなみ、出演者には「怒りの解消法は?」という質問が向けられたが、妻夫木は「お酒ですね。撮影中もバーラウンジに通ってました」と酒好きな一面を吐露。台本を手渡された後の準備段階として、自らの趣向を満たしながら、ゲイバーでの研修が行われたようだ。

 2丁目効果もあり、妻夫木は作品について、「映画では怒りを投げかけることできた。ゲイに目覚めた訳じゃないが、真実が見えた。出番がないときは勝手に泣いていた」と感想を語った。

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