新選組の生き残り 斎藤一の写真発見

新選組の幹部として活動した斎藤一(提供写真)
 家族と共に写る、新選組の幹部として活動した斎藤一(左から2人目)(提供写真)
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 新選組副長助勤の斎藤一(藤田五郎)が明治30年(1897年)に妻や息子2人と撮影した写真が残されていたことが15日、歴史研究家のあさくらゆうさん(47)や子孫らへの取材で分かった。

 当時は53歳で東京高等師範学校(現筑波大)勤務。家紋入りの羽織はかま姿で妻トキヲと並んで手前のいすに座り、後ろには軍服姿の長男の勉と着物姿の次男の剛が立っている。在住していた東京・本郷の「写真師 中黒実」のスタジオで撮影したとみられる。

 台紙の表には「明治卅年十一月十四日写之」「藤田勉卒業ニ付一家写真」と記載。勉は約2週間後に陸軍士官学校を卒業している。

 写真は昨秋、斎藤につながる家系の関係者宅の蔵で発見。斎藤のひ孫に当たる男性(69)に贈られた。

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