野村萬斎、熊本市で復興支援の狂言

 熊本市の水前寺成趣園(通称・水前寺公園)能楽殿で18日、狂言師の野村萬斎(50)、父の万作(85)らが熊本地震の復興支援で狂言を披露した。長男の裕基(16)も小舞を演じた。無料で開かれ、野外の観客席には気温32度を超す暑さの中、約2千人が集まった。萬斎は「狂言は日常を面白おかしく描いて演じるもの。笑いのパワーで熊本が元気になってほしい」と話した。

 熊本県立劇場で予定された公演が被災して中止になり、同園で開催された。会場で募った義援金は県文化協会に寄付され、被災した県内の文化財の復旧などに使われる。

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