鳥越氏は「髪のセットに1時間」共演の須田氏明かす セクシー度アピールも“評価”
ジャーナリストの須田慎一郎氏(54)が19日、神戸市のサンテレビ「カツヤマサヒコSHOW」にゲスト出演し(関西ローカル、8月27日放送)、収録を行った。司会の勝谷誠彦氏(55)とは「我々活字出身媒体の代表。尊敬する」という旧知の仲とあって、経済から取材裏話まで、和気あいあいと語りあった。
また取材に対し、須田氏は、都知事選は「青島幸男氏以降、人気投票になってしまった」とバッサリ。「政策なんてどうでもいい。人柄どうかといった人気や知名度の争い」と無策であることを嘆き、有力3候補について、独自の視点で語った。
同じジャーナリスト出身の鳥越俊太郎氏(76)については「ノーネクタイでシャツの第2ボタンまで開けて、セクシーさをアピールするようになったのは、彼が最初」と自己プロデュース力の高さを明かした。さらに一緒に仕事をしていた頃は、約1時間掛けて髪をセットしていたといい、“どう見られるか”に気を配っていたという。
出馬会見については「政策がないのはもちろんだが」と前置きした上で、『私は昭和15年の生まれです。終戦のとき20歳でした』と年齢を間違えて発言していたことに不安を感じた」と語った。
また小池百合子氏については、20年ほど前に密着取材し「火中の栗を拾う勇気もあるし、凄い人」だという。「でも良くも悪くも女性が前に出てる。本人は全く意識していないけど、周りの人間が…僕も取材中に何度も足を組み替えられた事があったんでドキッとしたことがあります」と苦笑いで振り帰った。
増田寛也元総務相とも仕事をしたことがあるが「印象に残っていない」という。「キャラクターがどうこうというより、それだけ実務派ということ」と分析。スポーツ選手や芸能人ではなく、増田氏を擁立した自民党には「五輪を控え、そろそろ実務派を…という思いを感じる」と評価した。
これまでの長い取材経験で「普通なら鳥越氏。でも勢いというかオーラは小池氏」に軍配が上がるという。だが「東京は浮動票が多く、組織票だけでは勝てない。見通しが立たない」と特異な地域であることを加え、“ネット”が票を読みづらくしているという。「参院選で落選したミュージシャンの三宅洋平氏なんて、紙媒体はほとんど取り上げなかった。彼の動きを伝えていたのはネットだけ。それなのに17万票あまり獲得した」と須田氏。「都民は人気投票しては失敗してきた。今回は立候補者を問うんじゃない。選挙民の意識が問われてる選挙なんだ」と都民に苦言も呈した。