鳥越氏、文春報道に「事実無根」…対立勢力の圧力匂わせ「僕の直感」

街頭演説の後。報道陣の質問に応える鳥越俊太郎氏(中央)=東京・JR中野駅前(撮影・西岡正)
熱弁を振るう鳥越俊太郎氏=東京・JR中野駅前(撮影・西岡正)
都民の声援に笑顔で手を振る鳥越俊太郎氏=東京・JR中野駅前(撮影・西岡正)
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 東京都知事選に立候補している、ジャーナリスト鳥越俊太郎氏(76)が21日、都内で取材に応じ、同日発売の「週刊文春」で過去の女性問題を報じられたことについて「まったく事実無根」と反論した。

 都内で演説後に取材対応。取材陣の質問は週刊文春の記事の件に集中した。鳥越氏は事実無根であることを強調した上で「法的代理人の弁護士の方が東京地検に告訴状を提出致しましたので、一任しております。それ以上のことを申し上げるつもりはございません」と、具体的な弁明を控えた。

 午前中には都内で、民進党都連の選挙対策会議に出席。その場では、選挙期間中に記事が掲載されたことについて「何か政治的な力が働いているのではと思う」と、対立勢力の妨害工作を匂わす発言もあった。

 その真意を問われると、「理由は何もありません。僕の勘です」と回答。「51年間この仕事をしてきて、直感を働かせてきました。直感で、あるかもしれないなと」と述べた。

 政治家を志す立場としての「説明責任」を追及する質問も出たが、「法的代理人のところからきちっと」と答えたのみ。都民に対しては「きちっと法的措置を取ったと言うことで、不安は解消していただきたい」と話した。

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