宝塚「エリザベート」9度目再演 トップ朝夏「オリジナリティ出すの大変」

 宝塚歌劇団宙組公演「エリザベート~愛と死の輪舞~」が22日、兵庫県の宝塚大劇場で初日を迎えた。1996年の初演以来、再演を重ね今回が9度目の上演となる。

 トップスターの朝夏まなとは黄泉の帝王トートを演じたが「計算し尽くされた音楽が、本当にすごい!」という難曲に挑戦。「気持ちを乗せる前に、純粋に音符通りに歌う稽古をしました」と新鮮な気持ちで挑んだ。「自分の歌以外にも“トートの音階”が散りばめられていたりするんです」とその魅力を語った。

 また過去8人がトートを演じていることで「オリジナリティを出すのも大変」といった苦労も。「でもいまの宙組にしか出せないパワーを感じていただけると思います」と組の勢いをアピールした。

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