川島海荷 涙の旅立ち…9nine脱退 今後は女優業専念「ちょっとさみしい」

 5人組ガールズユニット・9nineが23日、東京・中野サンプラザで、全国ツアーのファイナル公演を行い、女優としても活動している川島海荷(22)が、グループを脱退した。ラストステージで川島は「がむしゃらに走り続けてきました。宝物を胸にこれからも前を見て、走り続けたいと思います」と独り立ちを宣言。9年半の音楽活動にピリオドを打った。

 『う・み・か』コールにうながされたアンコール1曲目、客席は海色に染まった。“主役”の川島は「青のペンライト、うれしいです」と感無量。「ライブ中、ずっと実感しないようにしてましたが、1曲1曲が最後と思うと、ちょっとさみしいです。9nineがあったから、この自分でいられる気がします。ここで出会った人、皆に応援してもらえるよう、自信を持って頑張ります」と涙で別れの言葉を告げた。

 2005年9月に結成された9nineに07年1月、途中加入した。当時はまだ無名の存在だったが、09年に「カルピス ウォーター」のCMキャラクターに抜てきされ、人気も急上昇。同時にグループの“顔”にもなった。

 開演直前、5人で組んだラスト円陣。別れを惜しむメンバーが「海ちゃん、ありがとね…」と感傷に浸る中、「まだだよ。ベストを尽くそう!!」と明るく振る舞ってステージへ。代表曲「Re:」や、川島にとってラストシングルとなった新曲「愛 愛 愛」などのパフォーマンスを、ファン2200人に届けた。川島にとっては、ダブルアンコールまで23曲の“完全燃唱”となった。

 4人組となるグループは、「9nineの日」である9月9日に、新体制としての初ワンマンライブを行うことを発表。巣立った川島は今後、女優業1本で勝負する。

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