福士蒼汰 主演映画で初の関西弁、漫才のやすきよDVDで習得準備
俳優・福士蒼汰(23)が、作家・北川恵海氏の50万部を突破した同名ベストセラー小説を映画化する「ちょっと今から仕事をやめてくる」(2017年初夏公開)に主演することが28日、分かった。謎の男ヤマモトを演じる。福士は8月のクランクインを前に、初の関西弁習得に向け伝説の漫才コンビ「横山やすし・西川きよし」のDVDを見て勉強するなど、準備を重ねているという。
ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」「あまちゃん」で全国区になり、実力と容姿を兼ね備えた若手としてドラマ「きょうは会社休みます。」や映画「好きっていいなよ。」「ストロボ・エッジ」などヒットを連発してきた福士が「僕の中にない役」に挑む。
仕事のノルマが厳しく精神的に追い詰められていた会社員・青山隆が、疲労のため駅で意識を失い倒れ、電車にはねられそうになる寸前でヤマモトが助ける。そこから運勢は好転するが、その後、ヤマモトが3年前に自殺していた事実を知る。そして、感動的な真実が明らかになる。
担当プロデューサーは「中性的な美しさがある」とオファーし、福士も快諾した。クランクインは8月だが、3月から月数回のペースでリハーサルも開始。青山役の工藤阿須加(24)とは初共演だが「2人のシーンがほとんど。作品の空気を作れたら」と準備を進めている。
「あまちゃん」では東北弁で熱演したが、今作では関西弁に初挑戦。慣れない言葉に「難易度が高い。監督にお勧めしていただいた『やすし・きよし』さんのDVDや関西の芸人さんを注意して見るようにして染みつくように」と必死に習得中だ。これまでにない役どころに「幽霊のような神のような謎の存在でとても魅力的。人を引きつける何かを出せれば」と意気込んでいる。
他に黒木華(26)、小池栄子(35)、吉田鋼太郎(57)らが出演する。