木下ほうか 恩師・紳助さんからの金言…吉本出身のイヤミ課長
バラエティー番組で“イヤミ課長”を演じ、国民的イヤミ俳優となった木下ほうか(52)が31日、関西テレビ「マルコポロリ!」に出演。芸能界での恩師でもある島田紳助さん(2011年に芸能界を引退)から授かった金言を明かした。
木下は16歳の時、紳助さんと松本竜介さんが主演した映画「ガキ帝国」(1981年)のオーディションを受けて合格し、芸能界デビュー。大阪芸術大学卒業後に吉本に入り、吉本新喜劇に出演していた。以来、紳助さんが何かと世話をしてくれたという。
25歳の時、東京で役者として勝負したいと相談すると、「お前、40歳になった時のライバル、誰や」と聞かれた。15年後の自分を想像しないと成長できないという紳助さん流の助言で、木下は「織田裕二」と答えたという。
上京後は鳴かず飛ばず。27歳の時には役者に限界を感じ、一度は就職試験を受けたが、失敗。32歳の時にナインティナイン主演の映画「岸和田少年愚連隊」で中学生役を演じ、注目を集めた。役者を続けるにあたり、紳助さんからは「みんな主演をやりたがる。でも、野球と同じで、ピッチャーは希望者多いから、ライトとか、(みんなが)望まない所、行った方がいい。その方がレギュラーになれる率が高い」とアドバイスされたという。
昨年には「痛快TV スカッとジャパン」でのイヤミ課長としてブレーク。個性派俳優としての地位を確立した。木下は「シリアスな演技の時にお笑いの間(ま)が役に立った。(吉本でのお笑いの経験が)めちゃくちゃ役に立った」と話していた。
木下は別のバラエティー番組で、昨年12月に紳助さんから「「お前えらい売れてるらしいな。俺が引退してからそのニュース聞いて一番うれしかった」と泣き声で電話があったことを明かしている。