小倉氏、五輪恒例メダル予想「デイリーさん、少なくありませんか?」
キャスターの小倉智昭氏が2日、フジテレビ系「とくダネ!」で、オリンピック直前恒例となった、デイリースポーツとの五輪メダル予想対決に挑んだ。
デイリースポーツは2日付け終面でリオ五輪のメダル予想を掲載。金は体操、柔道、レスリングなど13個、銀は競泳、フェンシングなど8個、銅は卓球など17個の合計38個を予想している。
それを受け、小倉キャスターは早速「デイリーさん、少なくありませんか?」と挑発コメント。そしてメダル予想を記したボードを掲げて見せた。そこに記されたのは金20個、銀8個、銅16個の合計44個。「銀と銅はデイリーさんとほぼ一緒。でも金の数は違うんです」と訴えた。
その理由として「ぼくは今回、柔道を相当重くみていまして、ブラジルには日系の方も多くいる。柔道会場は日章旗で染まるのではないか。軽量級からトントントンといくんじゃないかと。アテネ以上の風が吹くと思う」とその理由を説明した。
その後、木下康太郎アナウンサーから「昨日、デイリーさんに取材に行ったところ、小倉さんの読みは甘いんじゃないかと言われた」と告げられ、小倉キャスターも苦笑い。木下アナは「デイリーさんも社運をかけているので、今日の裏一面、宣戦布告ですよ」と本紙の終面を掲げ“小倉さん、今度こそ完全決着だ”の見出しを指してコメントすると、菊川怜も「小倉さんだってとくダネ!かけてますよ」と声を上げるほどヒートアップ。
アテネから始まった今回の対決は1勝1敗3分け。「私は4年のデータなどの蓄積で1人で考えているので苦しいところはあるが、金をたくさん予想すれば盛り上がるだろうということではない。前回五輪、最近の記録などを紐解いて挙げていった」と、決して雰囲気でメダル予想をしているのではないと説明。
その中でも小倉キャスターが一押しとして挙げたのが陸上男子400メートル障害の野澤啓佑。「彼は今シーズンものすごく調子がよくて、世界ランク常に上位にいる。前半から飛ばす彼のスピードを日本の人は見逃しがち。為末(大)君も保証する力。銅、あわよくば銀も狙ってほしい」と力を込めた。
また、本紙のメダル予想に入っていないテニスの錦織圭についても「ぼくは入れてますからね」と、意地もチラリと見せていた。
デイリーからも高橋伯弥デスクが電話で出演。小倉キャスターは「ぜひ金、メダルの数だけでなく、デイリーさんと日本選手を応援したいと思います」と呼びかけ、6回目の熱いバトルの幕開けを心待ちにしているようだった。