フジ「グッディ!」が存在感、視聴率じわり上昇…5%台も連続

 フジテレビの平日昼の情報番組「直撃LIVE グッディ!」(月~金曜、午後1・45)の9日放送分(第1部)の視聴率が、昨春の番組開始以降2位となる5・3%を記録したことが10日、分かった。前週末の5日にも5・1%をマークしている。同番組は発足後から視聴率低迷が続いたが、最近は舛添要一前東京都知事の公金問題や都知事選、芸能スクープ報道などで存在感を増しており、これが徐々に数字にも現れてきた格好だ。

 同番組は昨年4月改編で、安藤優子と俳優・高橋克実をメーンキャスターに、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に対抗する形でスタート。しかし発足後から視聴率はおおむね2~3%台で推移し、1%台に転落したことも。昨年は4%台が天井となっていた。

 ただ今春以降は、5月11日に初めて5%超(5・2%)を記録。6月は舛添前知事の問題を連日トップで取り扱い、舛添氏の都議会集中審議を中継した6月13日に現在最高の5・6%を記録した。

 番組内容でも6月24日には元俳優・高知東生容疑者の逮捕を特報。7月6日には俳優・石田純一の都知事選出馬の動きを極秘情報として伝え、同11日には電話で生出演した石田から、安藤が出馬断念の言質を引き出し独走した。都知事選期間中には小池百合子氏ら有力候補がライブ出演し、安藤が小池氏に「厚化粧騒動」について突っ込んだことも。

 一方で視聴率は今春以降も2%台に落ち込むケースが続出するなど波があったが、7月21日以降はここまで約3週間、3%割れを起こさず推移。今月は9日まで平均4・2%と、安定感も出始めている。

 もっとも依然として同時間帯は「-ミヤネ屋」が、おおむね7~9%台でトップを走っており、これを「グッディ!」が脚力をつけながら追走する展開となっている。

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