十勝花子さん死去 70歳、大腸がん
女優でタレントの十勝花子(とかち・はなこ)さんが21日午後4時6分、大腸がんのため死去していたことが24日、分かった。70歳。北海道出身。葬儀・告別式はこの日、家族で執り行った。
本紙の取材に応じた長女の服部令子さん(42)によると、十勝さんは7月末にステージ4の大腸がんが発覚、治療しなければ余命6カ月と宣告された。「私は明るいがん患者」と前向きだったが、抗がん剤治療を始めた4日目に旅立った。
十勝さんは1966年に歌手デビュー。71年にTBSドラマ「なんたって18歳!」で全国区になった。
亡くなる2時間前には「バラやハイビスカスにしてね」と葬儀の花について話したという。祭壇には65年に作詞家・星野哲郎さんが審査員だったコンクールの番号「11」にちなみ、11本のバラが飾られ、好きだったソフトバンクの優勝Tシャツを身に着けた十勝さん。37年前に再婚した男性の故郷・長崎に眠るという。