マツコがスポーツ番組MC初挑戦 パラリンピック直前特番
タレントのマツコ・デラックス(43)が、フジテレビ系リオパラリンピック特番「リオ2016パラリンピック開幕直前SP~マツコが全力応援宣言!みんな凄いじゃないのDX~」(9月2日放送。後11・00)でスポーツ番組のMCに初挑戦することが27日、分かった。昨年5月から日本財団パラリンピックサポートセンター(通称・パラサポ)の顧問を務めるマツコが、選手と対談するなど、独自の目線でパラリンピックの魅力を伝えていく。
マツコがスポーツ番組のMCに挑戦する。これまで、フジテレビ系「アウト×デラックス」などのバラエティー番組で、歯に衣(きぬ)着せぬ語り口で人気を集めてきた。新境地を開拓するマツコは「もともとスポーツの知識は豊富ではないですが、パラスポーツは誰もが専門知識を持っているものではないので、オファーを受けようと決めました」とコメント。独自の目線と言葉でパラリンピアンの魅力を伝えていく。
自身は昨年5月に発足したパラサポの顧問に就任した。会場などに足を運びパラアスリートと会話、パラスポーツ番組出演など、“広報”の役割を果たしてきた。日本時間9月8日に開幕する今大会はNHKが放送権を持ち、フジの中継はないものの、顧問としてパラリンピックの盛り上げに一役買う。
このほど、都内で行われたスタジオ収録では、リオパラリンピック卓球日本代表の別所キミヱ選手(68)や陸上の走り高跳び・鈴木徹選手(36)と対談した。マツコは「もっとストイックなのかなって思っていましたが、本当におもしろい人たち」と笑顔。ハードな練習を重ねるパラ選手と会うたびに「反省しちゃう。『こんな自堕落に生きてたら幸せになれないわ』っていうね」と刺激を受けていた。
マツコを起用した同局の植村敦プロデューサーは「うそ偽りないストレートな目線が魅力を一層引き出していただける」と期待。2020年に向けても、「マツコさんを通じて、新たな魅力に気づき、見方が少しでも変わることを期待」と人気者の“広報活動”に期待を寄せていた。