橋之助 豪雨の中、親子4人同時襲名のお練り
10月に八代目中村芝翫(しかん)を襲名する、歌舞伎俳優の中村橋之助(50)が29日、東京・浅草で、襲名披露公演(10月2~26日=東京・歌舞伎座)の成功祈願とお練りを、息子3人と共に行った。
台風10号が近づき不安定な天候のもと、練り歩きのスタート地点・雷門では青空ものぞいたが、仲見世通りを抜け、ゴールの浅草寺に着くころには豪雨に。橋之助は「台風予報でもっと大荒れかと思ってたら、お日様も出て、最後は雨。父が何かをやるときには嵐だったので、心配してそばに来てくれたのだと思います」と雨男だったという、2011年に亡くなった父・七代目芝翫に思いをはせた。
長男国生(20)は四代目橋之助を、次男宗生(18)は三代目福之助を、三男宜生(14)は四代目歌之助を、それぞれ襲名して、史上初の親子4人同時襲名に。沿道に集まった8000人からは「成駒屋!!」の大向こうが飛び、練り歩く一行には、橋之助の妻で女優の三田寛子(50)の姿も。
国生は「昨日も母は夜遅くまで作業をしてくれていました。舞台で、行動で、お礼を言えるように頑張りたいです」と三兄弟での親孝行を誓っていた。
また橋之助は、第1子を授かったことを報告した歌手・福山雅治(47)と女優・吹石一恵(33)を祝福。福山が結婚を発表した昨年9月28日に、橋之助親子も襲名会見を行っており、「ご縁があるんですね。芝翫の発表が入籍で、お練りのときはオメデタで」と“良縁”を喜んでいた。