伊集院静、妻、弟の早すぎる死…メリー喜多川氏の言葉に救われる
作家の伊集院静氏(66)が13日、テレビ朝日系「徹子の部屋」に出演し、ジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長から贈られた言葉で、身近な人たちの死から救われたという思いを明かした。
番組では、伊集院が出した本「不運と思うな」について触れたとき、黒柳が「読んでいるうちに、あなたにも不運なことがあって。弟さんが亡くなるとか、前の奥様が亡くなるとか…。でもその間、間で、どんな短い一生でもちょっとうれしかったり、笑っちゃうことがあったと…」とコメント。
すると伊集院も「そうですね。どんな小さな生でも四季はあっただろうと。病気や事故で亡くなったんじゃない、寿命なんだと。寿命なら春夏秋冬が、三歳の子でもあっただろうと」と、どんなに短い人生でも、喜びや楽しさがあったはずだと話した。
実はこの話は「メリーさんに教わったんです」とコメント。メリーさんとはジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長のこと。「人は寿命で亡くなるんだと言うことをね。母親代わりになってくださってますからね、非常に有り難かった。そう思わないと亡くなった人にも失礼だし」と、メリー氏の言葉で救われたと明かした。
また「愚か者」の詞などを提供した近藤真彦についても、近藤の母親が亡くなったときにも同じ話をしたという。「(近藤は)なかなか立ち上がれなくて、与えられた仕事もできない状態で。なので自分も弟とか妻を亡くしたときにこうだったと。自分だけが不幸なんじゃないと。自分だけが悲劇のヒロインみたいにしていたら、それは恥ずかしいことだよと」。
その後については「僕が言ったのはそれだけ。その後は近藤さんがきちっとなさったから。でもそれから近藤さんはすごくよくなった」と語っていた。