タレントのラサール石井（６０）が１４日、東京・日本橋高島屋で、連載４０周年を迎えて完結することになった人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の展覧会「こち亀展」のオープニングセレモニーに、原作者の漫画家・秋本治氏（６３）、乃木坂４６・生駒里奈（２０）と登場した。

　同展では、１９７６年９月の連載スタートからの３万枚から厳選した原画や、書き下ろし漫画など１５０点が展示されている。

　上演中の舞台版やアニメ版で主人公・両津勘吉役を演じてきた石井は「風景画も素晴らしく、両さんがそこら辺を歩いてそう」と、再現された世界観に感嘆。１７日発売の「少年ジャンプ４２号」が最終回で、同日にはコミック最終巻となる２００巻も発売され大円団となるが、「たとえ連載終了しても、両津勘吉、こち亀は永久に不滅です！！」と、両津の声色で力強く訴えた。

　ギネス世界記録「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」の、認定証授与式も実施。秋本氏は「４０年描かせていただいて、このような形で見てくれるのは、漫画家人生の元気が出ること」と喜んだ。