昇太、円楽の“ミスリード”に感謝「僕が司会するの知ってるのに」
落語家の春風亭昇太(56)が16日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜、正午)に出演し、改めて日本テレビ系「笑点」司会に至る経緯を語った。2月に同局上層部から伝えられ、大喜利メンバーも全員知っていたにもかかわらず、家族にも明かさなかったことを振り返り、「落語家ってみんな口が固い」と結束の固さをアピール。さらに三遊亭円楽(66)がまるで自分が次期司会をするかのように振るまい、昇太を守ってくれていたことに感謝した。
2月に日本テレビ上層部に呼び出された昇太。「断るわけも行かず受けたら、5月に発表するまで、とにかく黙っていてくれと。だったら4月くらいに言ってくれたらいいのに」と苦労の3カ月間に苦笑い。もちろん大喜利メンバーも知らされたが「みんなわかってて、家族にも言わなかった。落語家ってみんな口が固い」と秘密を守れたことにホッとした様子を見せた。
なかでも円楽は、他の番組に出る度に「俺がやるんじゃないか」と公言し、世間を“ミスリード”していた。「おかげであまり他の人から『昇太さんがやるんじゃないの?』と聞かれず、すごく楽だった。助けられました。僕が司会をするの知ってて、言ってくれてましたから」と、最大級の感謝を捧げた。
前司会者の桂歌丸(80)からは、円楽を通じて激励をもらった。「歌丸師匠はメールをなさらないんで、円楽師匠に伝言したんです。『あんまり先輩だからといって気にしないであなたらしくやってくれ』って」と明かした。