三田寛子、笑顔の神対応「離婚ないで~す!」 夫・橋之助の不倫騒動を謝罪
京都の芸妓との不倫を報じられた歌舞伎俳優・中村橋之助(51)の妻でタレントの三田寛子(50)が16日、都内で取材に応じ、夫の騒動を謝罪した。三田は橋之助について「これからが彼の男としての見せどころ」と言ってのけるなど、堂々の対応。笑顔を絶やすことなく、離婚についても「ないで~す!」と完全否定した。
あっぱれの対応だった。橋之助改め八代目中村芝翫襲名披露興行(10月2日初日、東京・歌舞伎座)の打ち合わせで、都内の稽古場を訪れた三田は、集まった報道陣に対し「この度は多大なるご迷惑をおかけしまして、大変申し訳ございませんでした」と深々と頭を下げた。その上で「今一度夫婦で立ち返って、よく考える時間というものを神様に与えていただいた。きちんとこれから地に足を付けて頑張って進んで参りたいと思います」と、目前に迫った大舞台への意識を強調した。
橋之助は、15日発売の週刊文春に20年来の付き合いである京都・先斗町の芸妓との“不倫”を報じられ、14日に都内で会見。「不徳の致すところ」を連発し、事実上認めて謝罪していた。この日、三田は同誌発売前に夫から報告を受け、2人でしっかり話し合ったことを明かした。橋之助は深く反省していることし、“再起”へ背中を押した。
「もう、何の言い訳もないと思います。これからが彼の男として、人としての見せどころとなっていくことを肝に銘じて、一生懸命、中村芝翫を継ぐべき人間として頑張ると申しておりました」
歌舞伎界では、既婚者でも女性との交際は「芸の肥やし」と評価される風潮があるが、「はい、そんな“ことわざ”もございます」と軽く受け流して笑顔。離婚についても「ないで~す!」と一笑に付した。
三田が姿を見せる直前から、稽古場付近では強い雨が降りしきった。「世間には雨降って地固まるということわざがあるように、私もそういうふうに言っていただけるように」。明るく振る舞う中でも、梨園の妻としての強い覚悟をのぞかせた。