史上最年少12歳がグランプリ…ホリプロスカウトキャラバン

 女優の深田恭子(33)、綾瀬はるか(31)、石原さとみ(29)らを輩出したオーディション「第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン」の決選大会が19日、都内で行われ、栃木県出身の小学6年生、柳田咲良さん(12)が史上最年少でグランプリを獲得。応募総数2万4794人の頂点に輝いた。また、審査員特別賞には滋賀県出身の中学1年生、三浦理奈さん(12)が選ばれた。

 グランプリが発表された瞬間、栄冠に輝いた柳田さんは信じられないといった表情。両手で顔を覆い、瞬く間に涙があふれた。グランプリ獲得の心境を問われ、「他の子がすごく美人だし、演技もうまいしで、勝てなかったらどうしようってちょっと不安だったんですけど、今この場に立ってることがまだ信じられなくて…。(グランプリを)取れたからには、ここで落ちちゃった子のためにも頑張りたいです」と感激をあらわに。将来については「いろんな色に染まれて、いろんな役をやって、どんな役でも見ている人を感動させるようなすごい女優になりたいです」と意気込みを口にした。

 スペシャルプレゼンターとして登場した石原から花束を受け取ると、たまらず号泣。「本当にいまだに信じられないんですけど、すごくうれしいです。(石原は)近くで見ると、テレビよりも全然きれいです」と声を震わせながら話した。石原は「本当にキラキラしてますね。輝いてて目が本当に美しくて…。まだまだ成長期だと思うので、これから本当に楽しみです」とエールを送った。

 12歳4カ月でのグランプリ獲得は、これまでの記録を2カ月更新する最年少記録。実行委員長のホリプロ・小菅品世氏は「かわいいっていうこともできるし、かっこいいということもできる。いろんな色に染まっていける可能性を感じて、彼女を選びました」と選考理由を説明した。

 この日の決選大会には9人が出場。WEBと書類選考による1次審査を経て全国7都市で2次審査が行われ、通過した18人が3次審査として熱海で合宿を行い、9人まで絞り込まれた。決選大会ではウォーキングや自己PR、演技審査が行われ、それぞれが思い思いの特技を披露してアピールを繰り広げた。柳田さんは得意のヒップホップダンスを堂々と踊り切り、会場を沸かせた。

 今年度は「PURE GIRL 2016」と銘打って行われ、対象年齢は10歳から16歳。10代でブレークする「王道」かつ「主役級」の女優を発掘し、育成することが主眼に置かれた。過去には2度「PURE GIRL」のタイトルで行われ、96年には深田が、02年には石原がそれぞれグランプリを獲得した。

 グランプリの柳田さんには賞金100万円が贈られ、ホリプロとの専属契約が決定。数々の大ヒット青春映画を製作してきた角川映画でのヒロインデビューも決まっており、早くもスターダムへの階段が用意された。

 また、審査員特別賞を獲得した三浦さんは「グランプリではないのでちょっと悔しいですが、とてもうれしいです」と笑顔で話した。

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