坂上忍、久しぶりの芝居に「妙な汗」 映画アングリーバード」に声優出演し苦笑い
俳優の坂上忍が20日、都内で行われた声優を務めた映画「アングリーバード」のスペシャルプレビューに出席した。最近は司会業、コメンテーターとしてバラエティー番組に引っ張りだこだが、本業の演技、しかも顔が出ない声優としての仕事に「久しぶりに芝居に戻ると妙な汗をかく」と苦笑いしていた。
映画はゲームアプリを元にした作品で、飛べない鳥たちが暮らすバードアイランドが舞台。坂上は主人公で怒りん坊の鳥・レッドを演じ、豚の集団に奪われた卵を取り戻すため立ち向かう、というストーリーになっている。
セリフの多さから「今年一番きつい仕事だった」と言い切ってしまった坂上は、顔が出るドラマや演劇との違いに手を焼いた様子。「例えば怒っているという演技でも、顔も映っていれば表情もプラスアルファで“怒っている感”が出るんですけど…。声だけだと僕、けっこう怒って言ったつもりでも聞くと、あれ?そこまで怒って聞こえないなと思って」と振り返った。
「俳優以外の方(仕事)しかしてない」と自虐的に笑いつつ、バラエティーの仕事も「どこかアドリブ芝居的なところもあると思って、あまり違和感を持たないでやらせていただこう」と位置づけているという。演技の仕事には「久しぶりに芝居に戻ると妙な汗をかくというか。そういえば前まではこの汗が普通だったのになと思いながら(仕事をした)。忘れちゃいけないですね」としみじみと語った。
司会の「バイキング」などでは、芸能・時事ニュースに対して切れ味鋭いコメントを残しているが、「何で僕がコメントしなきゃいけないのかなというのがありますけど。番組をやらせていただいているので(コメントしている)」と本音も。「これ、俺が何かやった時にどうなるんだろう、ってそれは思いますよ」と複雑な思いを抱えながら発言していると明かした。
映画「アングリーバード」は10月1日からロードショー。