“劇団版AKB” 立ち上げ 秋元康×エイベックス社長 来年、都内で旗揚げ公演
AKB48グループ総合プロデューサーで作詞家の秋元康氏(58)が、エイベックスの松浦勝人社長(51)とのタッグで劇団を立ち上げることが27日、分かった。11月にオーディションの最終審査、来年2~3月に秋元氏のオリジナル脚本・演出・プロデュースによる旗揚げ公演を都内劇場で行う予定。劇団員は全員エイベックスに所属する。秋元氏は「“やってみなきゃわからない”という挑戦的な気持ちをコンセプトに劇団を発足する」と意気込んでいる。
日本のエンターテインメント界を刷新、けん引してきた2人の風雲児が、“劇団版AKB”ともいえる新たな挑戦に取り組む。
今年に入り、松浦氏が親交のある秋元氏に「一緒に新しいプロジェクトを仕掛けたい」と提案。話し合いを重ね、「新たな劇団の立ち上げ」にたどり着いたという。
秋元氏の劇団プロデュースは初。作詞やおニャン子クラブ、AKBグループなどのプロデュース以外にも小説家、映画監督など多彩に活動してきたが、松浦氏とのコラボでは今までやったことがないことへの取り組みにこだわったという。
松浦氏率いるエイベックスは音楽の枠を越え、沢尻エリカや小雪など俳優も多数所属。川栄李奈もAKB48卒業後に所属し、舞台「AZUMI」主演など実績を積んでいる。
劇団員の募集資格は15歳以上の男女で年齢の上限はなし。全員オーディションで選ばれ、1次のネット審査、2次の面接審査を経て11月下旬の最終審査では両雄も審査員に加わる。合格者は20人前後になる見込みだといい、きょう28日に特設サイトがオープンして募集を開始する。
関係者によれば、劇団員は芝居だけでなくグループでの音楽活動なども視野に入れているという。秋元氏が設定したコンセプトは「やってみなきゃわからない」-常識を越えた斬新な個性派劇団が誕生しそうだ。