「ジョジョ」イケメンで初の実写化 東方仗助役に山崎賢人

 累計9000万部を超える人気漫画を初実写化する映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」(来夏公開)が製作され、俳優の山崎賢人(22)が主演することが28日、都内で発表された。日本の架空都市が舞台の「第4部」をスペインで撮影する。会見には山崎や神木隆之介(23)、小松菜奈(20)らと三池崇史監督(56)が登壇。東宝とワーナーが初めて共同配給し、シリーズ化が確実視されるビッグプロジェクトとなる。

 実写化不可能と言われた、荒木飛呂彦氏による長寿漫画が、連載開始30周年の節目に映画化される。

 主人公を代替わりさせながら、ジョースター一族の姿を描いていく「ジョジョ」。第3部以降は「スタンド」と呼ばれる特殊な能力を持った精神エネルギー体による戦いが主流で、映像表現の方法や独特な世界観がどう演出されるのか注目される。

 三池監督は「大事なのは“ジョジョの魂”」と強調。ファッション1つとっても、衣装合わせをすでに複数回行うなど、原作の雰囲気と実写のリアリティーを模索している。

 第4部は、原作では仙台をモデルにした架空都市が舞台だが、スペインで来月中旬から5週間のロケを予定。その後、国内での撮影を経て、年内にクランクアップする。

 主演の山崎は触れたものを治す能力を持ち、リーゼントヘアの東方仗助を演じる。広瀬康一役の神木、空条承太郎役の伊勢谷友介(40)と美形がそろった“イケメンジョジョ”。プロデューサーの平野隆氏によると、原作者の荒木飛呂彦氏もキャスティングに太鼓判を押しているという。

 山崎は体格のいい役柄とあって「近づくために筋トレをしています」と昨年からトレーナーと肉体改造に挑み、体重を6キロ増加。鋭い目つきで「誇りをもって演じたい」と意気込んだ。

 製作サイドは今作を「第一章」と銘打ち、平野氏は「4部をすべて描きたい。あと数本必要」とシリーズ化を狙う。構想5年、脚本作業に3年をかけた超大作。荒木氏も「10年前なら不可能だった映画表現や技術をもって、どう作られるのか楽しみ」と期待のコメントを寄せた。

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